いきなりですが、Wiseのマルチカレンシー口座というのはご存知でしょうか?
もしあなたが、
- 海外のお金のやりとりをすることがある
- 海外在住である
- 将来海外に住む予定がある、住みたい
など
このような状態なのであれば、この記事は必見です!
Wiseとは? マルチカレンシー口座とは?
Wiseとは?
Wiseとは2011年に創業し、現在ロンドンを本拠地としたP2Pの送金サービスを提供しています。現在、月に500万人以上が利用し急成長のサービスで、日本でも2016年にサービスを開始し、2018年に法人サービスも開始しています。
このWiseの最大の特徴は独自の仕組みで、海外送金の手数料を非常に安く抑えているということです。
下の画像は英語で書かれていますが、上半分に従来の銀行間での海外送金、下半分にWiseを通しての海外送金を説明しています。
そこでそれぞれの矢印を見てほしいのですが、従来の銀行間ではお金が双方の国に行き来しているのがわかります。このため銀行間の手数料や両替料がかかり、時間もかかる傾向にあります。
それに比べWiseの方は、それぞれの国内でWiseの口座上で完結しています。つまり、実際のお金は相手国には行っていないが、相手国のWiseの口座から受取側に入金されます。この場合、ほぼ両替料だけで済むので手数料が非常に安くなっているということです。
※EdMercer – 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=53124693による
では、実際にどれくらい手数料が安いのか見てみましょう。
これは2021年9月9日にアメリカに10万円を送金したときの比較です。
以下の画像のようにWiseが受取金額としては最も高く901.98USDになっています。他の銀行のサービスと比べ、約2000円から3000円も手数料を節約できます。
マルチカレンシー口座とは?
マルチカレンシー口座とはこのWiseが行っているサービスで、Wiseのサービス上に口座を作ることで、Wiseのネットワークを活かして、世界50以上の通貨を保管し、必要なときにいつでもその時の為替レートで両替し送金や、デビットカードを使い現地で買い物ができます。そして登録料と維持費は無料です!
つまり、このような形です。
日本からマルチカレンシー口座に入金
↓
マルチカレンシー口座内でいつでも両替可能
↓
海外へ送金や現地で買い物
さらに、すごいのは現時点で以下の9つの通貨では、専用の口座番号と銀行口座情報を発行することできます。
- 英ポンド(GBP)
- ユーロ(EUR)
- オーストラリア・ドル(AUD)
- ニュージーランド・ドル(NZD)
- 米ドル(USD)
- ハンガリー・フォリント(HUF)
- ルーマニア・レイ(RON)
- シンガポール・ドル(SGD)
- トルコ・リラ(TRY)
つまりどういうことかというと、例えば日本のフリーランスのグラフィックデザイナーが、アメリカの顧客に名詞をデザインしました。そしたらWise上にUSDの銀行口座情報があるので、それを顧客に伝え、そこに報酬を振り込んでもらいます。このように海外への送金だけではなく、海外からの入金も手軽に、しかも格安で可能になるということです。
誰でも世界中から発行したWiseの銀行口座に入金可能
↓
マルチカレンシー口座内でいつでも両替可能
↓
日本へ送金や別の国へ送金
グローバル化が進む中で、これは画期的なサービスだと思います。少しでも海外に行く人や海外と取り引きのある人には、Wiseを強くお勧めします。しかも個人だけでなく法人も対応しており、銀行口座情報を発行できる通貨も今後増えていくとされています。
マルチカレンシー口座の使い方
口座開設
口座の開設は非常に簡単です。Wiseのフェブサイト、もしくはスマホアプリで、メールアドレスもしくは各種サービスのアカウント(Facebook、Google、Apple)でアカウント登録するだけです。※以下の画像の1のステップ
送金
そして送金したい方は以下のステップで送金することになります。
オススメはデビットカード
デビットカードがなくても、あなたの日本の銀行口座からWiseに入金し、それを海外の受取人の銀行口座に送金することは可能です。ですが、デビットカードを作ることで、このWiseのマルチカレンシー口座を最大限に使うことができるようになります。
デビットカードのメリットは世界中200か国以上でカード支払いが可能になります。そして海外のATMで毎月2回まで(3万円まで)手数料が無料で引き出し可能です。
※2回目以降は手数料が1.75%と70円必要です。
デビットカードの申し込みは口座開設後、そこから申し込み可能になっています。発行手数料として1200円がかかります。
Wiseの銀行口座とデビットカードを使う
上述したようにWiseでは9つの通貨で銀行口座情報を発行できます。それとデビットカードを合わせると例えば以下のようなことが可能になります。
- アメリカに移住する際に、現地に行かずして前もってWise上にUSDの口座を開設することができ、すぐに給料などの受け取りなどができるようになり、デビットカードですぐに買い物も可能なためスムーズな移住が可能になります。
- オーストラリアで留学している子供にデビットカードを持たせることで、Wiseの口座に仕送りし、現地ですぐにそのお金を使えます。
- 日本にいながら、フランス、イタリア、スペインの顧客から現地の通貨でWiseに入金してもらい、それを日本の銀行に振り込む、もしくはデビットカードで日本国内でそのお金を使えるようになります。
そして、何よりすごいのが、これらのことを銀行の営業時間に関係なく短時間で、しかも従来の手数料と比べものにならないくらい安い手数料で行えるというところです。
まとめ
Wiseの送金の仕組みはまさに画期的で、世界中の海外と金銭のやりとりをしている人が待ち望んでいたものです。これから対応の通貨や、銀行口座情報を提供できつ通貨も拡大していく予定だそうです。
なので、もしあなたが、
- 海外のお金のやりとりをすることがある
- 海外在住である
- 将来海外に住む予定がある、住みたい
など
というような状況なのであれば、Wiseは超便利であなたの経済面を支えてくれるはずです!
むしろこれがないと現地で銀行口座を開かないといけないや、手続きのために毎回窓口へ行き書類を書かないといけない、しかも手数料が高いと何重にも無駄が重なっています。
そこを一気に解決してくれるのがこのWiseのサービスです。
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