シェア畑をプロ農家が評価・徹底解説|利用者の評判・口コミまとめ

前回「畑を借りる方法」の記事で、シェア畑のことを紹介させてもらいまいしたね。

個人的には、シェア畑のシステムはなかなか面白うそうで、流れとしては増えていくのかなと思っています。

そこで、今回はシェア畑に注目し、プロ農家として考える利用するにあたってのポイントをまとめました。

シェア畑とは

シェア畑とは、2017年12月にTV番組のカンブリア宮殿でも紹介された(株)アグリメディアが運営するレンタル畑サービスです。

都市部を中心に約90ヶ所の畑があり、利用者は1万5000人を超えています。畑の場所は東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、兵庫にあります。(2018年5月現在)

この会社のミッションとして「農業を活性化・効率化する優れたプラットフォーム(場)の提供により、日本の農業の発展に貢献する」ということを挙げていて、都市と農業をつなげる取り組みとして、シェア畑を運営しています。

農家としては、農業の裾野が広がる点と、耕作放棄地利用や都市部でのオアシス的な存在になれるか期待しています。

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シェア畑の利用のポイント

近い場所を選ぶ

シェア畑では、借りる畑が見つけにくい都市部でレンタルできるので、アクセスもよく、栽培の管理も定期にしやすいです。

畑の場所↓

関東    関西 

プロが見るポイント

プロ農家はもちろん毎日畑に行って栽培を管理します。それは日々の天候や環境の変化で、作物が刻々と変化していくからです。家庭菜園レベルとは言え、できるだけ頻繁(最低でも週1回、理想は週2,3回)に見に行ける環境がベストです。そのため住んでいるところに近い畑を選ぶことは、いい野菜を作る上で重要なポイントです。※シェア畑では、週1回ほど畑に来ることを推奨しています。

 

道具、資材が準備されている

もっとも大きいポイントが、この手ぶらで行けるということです。

農業をする上では、以下のようにいろいろな物が必要になってきます。

  • クワやスコップなどの農具
  • 堆肥や肥料などの資材
  • 野菜の苗や種

このいろいろな道具を準備する、というのがなかなか手間です、比較的安いので買い揃えることは簡単ですが、農具の泥汚れの掃除や収納場所、肥料は重い物や臭いもあります。また、季節に合った野菜を選ぶなど、細かいハードルがあります。

シェア畑では、なんと、これらが全て揃っていてます。しかも基本料金に含まれています。

プロが見るポイント

手入れが必要な、カマやハサミのような刃物も準備されていて、また支柱などは2m以上のものも良く使うので、準備されているのは嬉しいです。さらに、防鳥、防虫ネットも準備されていて充実しています。肥料や野菜の苗や種なども多種多様ある中から、適切な物を準備してくれているので初心者にとっては心強い環境です。これらは市民農園にはないサポートです。

 

アドバイザーや講習会がある

初心者が農業や家庭菜園を始めて直面する様々な問題があります。

  • どの野菜をどの季節にどんな風に植えればいいのか?
  • 肥料の種類は?やる量は?やる方法は?
  • 道具の使い方は?
  • 水もやり方、量は適切か?
  • 野菜の成長は順調なのか?
  • 野菜の収穫のタイミングは?中耕や、追肥、間引きなどの途中の管理は?

などなど、野菜を栽培する上で考えることがいっぱいあります。基本的には誰でも経験を積めばできることですし、始めてしまえば自然に考えることなので、めちゃくちゃハードルが高いというわけでもありませんが、やはり知識や経験がないと最初から簡単に収穫はできないです。

シェア畑では、そこもサポート体制があり、アドバイザーが最低でも週4日在中し、毎月育て方の講習会も開催されています。また、有料ですが忙しくてどうしても行けない人のために有料ですが栽培代行もあるので、ほったらかしにもならず安心です。

プロが見るポイント

農業は、一つ一つの栽培が数ヶ月から1年くらいかかるものが多く、それだけ時間が経ってから失敗に気づくことも多く、経験値を積むのに時間がかかります。とくに初心者の方は、それだけ時間をかけたのにうまくいかなかったらモチベーションも上がらないことでしょう。なのでこのアドバイザーや講習会は非常に役立つサポートです。もちろんサポートがあっても、最初はいろいろな失敗はあるとは思いますが、大きな失敗や初歩的ミスがなくなるだけで、野菜の栽培は劇的に良くなります。またシェア畑では、栽培資料も用意されているため自分で試行錯誤するということも可能です。

 

施設が充実している

初心者の肩が見落としがちなのが、畑に準備されている以下のような設備です。

  • 水道や井戸など、十分に水を確保できる環境かどうか
  • 休憩する日陰やトイレは近くにあるかどうか

水回りと休憩場所は重要で、シェア畑でも一部設置がされていない場所もあるそうなので、借りる際にはチェックが必要です。

プロが見るポイント

「水」というのは、野菜を育てる上で最も大切なことの1つです。雨が多いときは野菜によっては雨よけをしたり、また少ないときは水をかけてあげなければなりません。しかし、近くに水が十分なかったり、汚い水しかなかったりということが多々あります。遠くまで水を汲みにいくのも手間です。プロも新しい畑を探す上で、水が十分に確保できるというのは重要な判断ポイントです。

また休憩所やトイレも大事です。夏場など直射日光の下で作業することになり、慣れていない方だと1時間でも大変かもしれません。そんなときに近くに涼める場所があれば安心です。農家でもそういう場所を用意し、休憩を適度にとって効率的に作業しています。トイレも畑だと近くにあることが少なく、設置されているところは非常にありがたいです。

 

無農薬、有機肥料

シェア畑では、殺虫剤などの化学農薬は使わず、また化学肥料も使わず、牛糞・鶏糞たい肥や油かすなどの有機質肥料を使って栽培します。なので採れたてを、その場で安心して食べることができます。

プロが見るポイント

専業農家は、有機肥料だけ使うということが非常に難しいです。というもの農業で生活していくにはキレイな野菜をできるだけ多く収穫しないといけないので、どうしても農薬や化学肥料に頼る部分があります。しかし、専業農家でも農薬の適正量を守り、環境に配慮した肥料を選ぶ農家も多いです。栽培には、他にも様々な要因が関わるので、無農薬だから有機肥料だから良いという科学的根拠ははっきりしていません。しかし、実際に自分で作ってみたり、子供に食べさせたりすることを考えると無農薬、有機肥料の方が納得できると思います。その分、病気や害虫対策、肥料の特性などを理解できるという意味でもおもしろいと思います。

 

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シェア畑の料金、広さ

料金は畑の場所や、借りる面積によって変わります。

料金例

  • 入会金:10,000円(年会費は無料)
  • 月額:5,000円〜8,000円ほど(場所によって異なる)
  • 駐車場利用:月額1500円

2つの例、どちらも駐車場、自転車置場もあるのが嬉しいですね。畑を選ぶときはこの辺も確認しておきましょう。

ちなみに3㎡=畳2枚弱です。

東京都世田谷区喜多見

大阪府吹田市岸部

プロが見るポイント

シェア畑の料金について、正直最初は高いなと思いました。それはあくまで農業で生活しているプロから見た意見です。農家は基本的に野菜を売って利益を出すのが目標なので、畑などの固定費はできるだけ安くすませたいです。

しかし、大事なのは、道具のレンタルや、肥料などの資材も料金に含まれていて、栽培資料やアドバイザーもいるということです。他の趣味や習い事でも月額10,000円くらいは普通ですし、設備やサポート体制を考えると納得の料金と言えます。

 

畑の大きさ

この例では、2m×0.6m×4区画=4.8㎡の畑です。意外と都市近郊では年間の寒暖差も厳しくないので、作れる年間通していろいろな野菜が作れそうですね。

実際の大きさや雰囲気

シェア畑の日々の様子は、YouTubeで見ることができます。いろいろ設備や畑の広さ、利用者の感想なんかもありますよ。

プロが見るポイント

普通の農家の農作業は黙々としています。あまり作業員も多くないので。しかし、このような多くの人が集まるシェア畑では、自然とコミュニケーションが生まれ、小さなコミュニティになりそうです。定期的に屋外でのイベントもしているようで、そういった楽しみがあるのは農家としては羨ましいです。

契約の特徴、解約の方法

シェア畑の契約の条件が、少し特殊なので書いておきたいです。

契約と解約

  • 1年毎の更新なので、利用期間が1年以下でも1年分の料金を支払わなければならない
  • 解約の希望は、契約満了日の3ヶ月前までに所定の解約申込用紙を届ける
  • 所定の用紙は、アドバイザーか電話でのお問い合わせで可能

以上のように、1年以下でも1年分の料金が必要になるので、最低1年間は続ける覚悟で申し込みしましょう。といってもどんなものかわからないと思うのでシェア畑では希望の場所で、無料見学も可能です。

プロが見るポイント

この契約は少し、特殊なように思うかもしれません。しかし、農業の特性上仕方ないということもあります。というのも野菜の栽培は数ヶ月から1年ほど最低でもかかります。なので2,3ヵ月でやめられると、他の野菜を植える時期を逃したり、微妙な季節になると借り手が見つからない可能性もあります。基本的にプロの農家でも農地の契約は最低1年、長いもので10年以上で契約することもあり、農業界としては普通のことでもあります。また解約の3ヵ月前に知らせるということも、契約期間内での野菜の収穫の帳尻合わせや、契約終了後の栽培計画をする上でも必要な期間かと思います。

シェア畑の無料見学

ここまで書いてきたことで、シェア畑について大まかに分かってもらえたと思います。でも、いろいろと気になることがありますよね。

  • 実際の畑の大きさや施設を見たい
  • 実際の雰囲気を感じたい
  • 詳しい利用方法や料金を知りたい

1年間という契約も考えるとネットの情報だけの判断では難しいと思います。なのでシェア畑では、希望の畑、希望の時間帯で無料見学ができます。近々、ぼくも参加してそのレポも書こうかと思っています。

プロが見るポイント

農家でも新しい畑を借りるときは、その畑に出向いて、実際に見てみます。主な見るポイントは水が十分にあるか、土の質、日照時間などです。日照時間は夏より冬の方が短いので、冬場を想定して、太陽の当たる南側に建物が隣接していないような場所がおすすめです。またシェア畑では、施設やアドバイザーや他の利用者の雰囲気なんかも無料見学でチェックしておいたらいいと思います。

 

無料見学申し込みはこんな感じ↓

シェア畑の詳細・無料見学はこちらから

利用者の評判

シェア畑利用者の評判や実際の写真をまとめました。

https://twitter.com/furoshuku/status/995465064135122944

https://twitter.com/katsuyama0416/status/981383018622472192

プロが見るポイント

支柱、短い不織布やマルチなんか皆さん使ってますね。ちょっとだけ使うとなると買っても余ることが多いので、資材や道具をレンタルできるのはありがたいですね。

もちろん害虫の発生もあるようですが、マリゴールドやハーブを植えて対策するなど無農薬農法の資料も揃っているようです。

また、通路には防草シートで、雑草を生えないようにしていて、キレイな畑管理ができているようです。

あと、やっぱり農業の醍醐味は、収穫した野菜を食べるときでしょう。実際に、自分の作った野菜が食卓に出る嬉しさは、他には代え難いものがありますね。

まとめ

世間の農業への関心が高まっていると感じています。しかし、現状農家は減少する一方で、農業界は大きな転換期を迎えています。そんな中でも多くの人が農業を体験してくれ、農業の裾野が広がっていくことは嬉しいことです。

ぜひ、興味があれば農業にチャレンジしてみてください!

まずは無料見学への参加をおすすめします。

土に触れる生活もいいもんですよ。

シェア畑の詳細・無料見学はこちらから

 

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